「ハーレーに乗っている」
この言葉を聞いて、かっこいいとか、ちょいワルとか思われることはありますが、あまり「金持ち」という印象はないのではないのでしょうか。
バイクの知識がない人だと、「ハーレー=いちばん良いバイク」という先入観を持っている人がいます。
しかし、ある程度バイクのことを知っている人なら、「お金持ちバイク」とはR1200GSであり、DIAVELであり、GTR1400だと思うのですがどうでしょうか?(ビモータくらいまで行くと「マニア」感が強いような)
お金持ちはとりあえずこれに乗る――R1200GS。ぱっと思いつく言葉は「開業医」。
金持ちはハーレーに乗らない
ネットを見ていたら、「金持ちはハーレーに乗らない」という記事があったので紹介します。
Why is the Harley Davidson not popular with millennials? - Quora
私は億万長者だ。そしてバイクに乗っている。
私がハーレーに興味がわかない理由を書こう。
コスト。ハーレーは高い。中古でさえ、日本車やヨーロッパ車の競合車よりも高い。言うまでもなく、古風なクルーザータイプのバイクが存在する。それらはずっと安い。私の兄弟はカワサキのクルーザーに乗っている。
私はそれに乗ったし、ハーレーにも乗った。全体的に、正直言って、そのふたつに違いはない。彼はハーレーに見た目や感覚が似ているからそれを買ったのだが、ブランドを買うにはかなりの金がかかる。彼にはハーレーブランドに、それだけの価値は見いだせなかった(注意。彼も億万長者だ)
人口統計。ハーレーは100%、ベビーブーム世代(1946-1955年生まれ)のバイクだ。大部分の理由としては、ベビーブーム世代はそれを買うことができたからだ。
私が知るハーレー乗りは、大半がこの世代だ。私がいいたいのは、つまり少なくともアメリカでは、バイクは実用的な道具と見られていなかった。それらは趣味の乗り物だったのだ。ミレニアル世代(2000年代に成人となった世代)は、ベビーブーム世代と比べて可処分所得が少ないため、楽しみの道具に金を出す余裕はない。
このことは、ハーレーが「悪い」バイクだというのではない。ロードグライドはツーリングに良さそうだ――しかし、ロードグライドを見かけるほとんどの場合、それはタンデムシートがラウンジチェアのようになっており、妻を説得できるから買っているように見えてしょうがない。
ラウンジチェア? 付きのロードグライド(引用元)
マジで、ロードグライドのタンデムシートを見てほしい。それは根本的にラウンジチェアだ。カップホルダー完備だ。つまり……私の感情を理解してほしいのだが。ウェブサイトを見れば、ハーレーのキャッチコピーは、「自由の115年」となっている。そして「偉大なアメリカの自由のマシン」とも。
これはあきらかにミレニアル世代を狙ったものではない。
重さ。私はハーレーに跨ったり試乗したが、ハーレーは非常に重い傾向がある。私と同年齢のライダーは――女性にせよ男性にせよ――軽いバイクに乗ることが多い。自作の「カフェレーサー」にしろ、「ストリップドダウン(スカチューンのような簡素化するカスタムのこと)」にしろ、それが今の流行だ。
人口統計2 ハーレー乗りはハーレーに乗らない人をバカにする傾向がある。例えば、「バイク同士の挨拶motorcycle salute」というものがある。対向のバイクとすれ違う時にする挨拶だ。(通常、これは手を低く伸ばして、ピースサインをする)。
これは良いエチケットだ。ハーレー乗りは? もしハーレー乗りがいて、あなたがハーレーに乗っていないと、ほとんど彼らは挨拶を返さない。
また、私は完全に「ハーレー」文化に辟易とさせられることが多い。私はミルウォーキーのハーレー・ダビッドソン博物館へ言ったことがある。博物館は問題なかった。むしろおもしろかった。
しかし来場者のほとんどはハーレー乗りであり、彼らの多くは害毒をまきちらしていた。第一に、私は「バッドボーイ」なバイク乗りのイメージに心を惹かれない。もちろん、ハーレー乗りが何を好み、私がそれを嫌いでも、何も問題ない。
しかし、彼らのジャケットのパッチのいくつかは、なんというか……クー・クラックス・クランの集会の中にいる気分になった。
私は自主的にそういったものと関わりを持ちたくない。もし私が「ハーレーに乗っている」といえば、つねにそのイメージが付きまとうことになる。そして、そのイメージはほんとうに良いものではない。つまり、「アメリカを再び偉大な国に」というような意味で。
私はいくら金を持っていようが、ハーレーは買わないだろう。
……イメージを「買う」人にとってはハーレーは良いものだが、多くの人はそうしない。私のような人は、買おうと思わないだろう。そして私の兄弟のような人は、イメージを買うことを正当化するだけの価値を見つけられず、別のブランドのもので好みや美学を満足させることができる。
まとめ
ハーレーは
- 高すぎる。
- 不便。
- 重い。
- 中高年向けすぎる
- 特有の文化(アメリカ至上主義的・人種差別主義的)。
ということでした。
わかる気がします。私もハーレーそれ自体は嫌いではないですが、奇妙な文化風習や、排外的な雰囲気や、年齢層のたかーい感じは苦手です。中高年がやたらハーレーを買いたがるのは、マーケティングの成果なんですね?
たぶん兄弟が乗ってるカワサキのクルーザーは、バルカン1700かな? かっこいいですね。