バイクを一台しか所有できないのなら? と言われたらTW225を選択します。それほどTW225というバイクは好きです。
北米にて販売が続けられているTW200。2018モデル。
かつてTW200を6年ほど乗りました。ただ河原で遊んでいるときにフレームが歪んでしまい、今では中古のTW225を買って乗っています。
TW225(TW200)のどこが優れているのか? を解説していきます。
- TW225の優れた点:手軽に乗れる
- TW225の優れた点:意外とロングツーリングに耐える(ただし下道限定)
- TW225の優れた点:羊の皮をかぶった狼?
- TW225の優れた点:適度な所有感
- TW225の優れた点:維持費の安さ
- TW225のダメな点:チューブタイヤ
- TW225のダメな点:パワーのなさ
- TW225のダメな点:6速がない
- まとめ:海外でも高く評価されています
TW225の優れた点:手軽に乗れる
「大きなエイプ」というか、「大きなKSR」というか、それくらいの手軽な感覚で乗れます。
- 軽量コンパクトな車体
- 足つきの良さ
- アップライトなポジション
- トライアル車並のハンドル切れ角
コンビニやスーパーへ行くのも重宝しますし、「ぶらっと近くの山まで」プチ・ツーリングするのにもOKです。
TW225の優れた点:意外とロングツーリングに耐える(ただし下道限定)
高速の弾丸ツーリングには間違いなく向かないが……
私のバイク歴で、もっともロングツーリングに使用したのがTW225です。結局ツーリングの常用域は(下道では)せいぜい80~90km/h程度であり、それ以上の速度はあまりいらないのではないかと思います。
大型バイクの方が疲れにくいでしょうが、つぎのようなメリットがありました。
- 気軽に写真がとれる
- 気軽に小休憩がとれる
- 脇道を散策できる
- あまり目立たない(排気音がカブと一緒)なので、住宅街もいける
- すり抜けのしやすさ
- エンジン熱やノイズが小さい
また、一般的なオフロード車と違い、キャリアをつければかなりガッツリと荷物を載せられます。キャンプも楽ちんです。
そして意外と……シートが幅広で疲れません!
「下道のロングツーリングにはかなり適正がある」ということです。
TW225の優れた点:羊の皮をかぶった狼?
TW225は、単なるシティバイクと考えられがちですが、オフロードも割とガンガンいけるバイクです。
もちろんサスストロークが短いので派手に飛び跳ねるといったことはできませんが、林道の難所もわりといけます。250TRやFTRなどの「トラックレーサー」と違い、オフロード走行を前提としており、細いタンクや幅広のハンドル、アップマフラーやエンジンガードなどは、純正のオフロード車であることを主張しています。
ちなみに太いタイヤはあまり役立つ感じはありません。むしろオンロードで安定感を感じます。
オンロードでの走行は、意外といけます。もちろん、絶対的なスピードは足りないのですが、一般的なオフロード車と比べて硬めのサスペンション、幅広のタイヤ、ポジションの自由度が高いことによって、個人的には満足いくコーナリングができます。
TW225の優れた点:適度な所有感
TW225はアイコン的な要素があります。
極太のリアタイヤです。スーパーなどに停めていると、スクーターのおばちゃんなどに「すごいタイヤだねえ」と言われます。というか、ほぼ100%タイヤについて言われます。
これはTWの唯一無二の特徴であり、WRのようなハイスペックは到底ないわけですが、「他のオフ車とは違うぞ」という感覚があります。
私のTW225。ヘッドライトなどカスタムしているが、基本的にノーマル。
また、個人的にTWのデザインは「さすがヤマハ」といった具合に洗練されており、シンプルな造形のなかにも細かい調整がとれていると思います。
低コストでつくられたバイクなので高級感は皆無ですが、工業製品的な合理的美しさがあり、案外飽きないです。
TW225の優れた点:維持費の安さ
オイルが1リットルで経済的。
燃費がいいです。だいたい30km/h前後。これがありがたいので、私のクルマはほこりを被っています……。税金も、年間3000円程度。
空冷単気筒エンジンなのでプラグは一本で済みますし、チェーンは中華製なら1000円~です。
「タイヤ代が高い」と言われますが、リアタイヤで2万円、フロントタイヤで1万5000円くらい(チューブ込み)であり、そこまで高いかな? と思います。
また転倒してもフルカウル車のように数万円飛ぶ、ということはなく、せいぜいハンドルやペダルが曲がったり、レバーが折れるくらいです。
TW225のダメな点:チューブタイヤ
チューブタイヤはダメです! 一度は劣化?で、一度は釘を拾ってパンクしましたが、いずれも最悪の経験でした。
まあオフロード車全般がそうですが、チューブタイヤはすぐに走行困難となり、修理もタイヤレバーやパッチ、空気入れがなければ絶望的な状況になります。
TW225のダメな点:パワーのなさ
遅いです! アクセル全開を多様しますが、エンジンには悪そうです。
TW225のダメな点:6速がない
セロー225は6速なのに! と思うのですが……。
まとめ:海外でも高く評価されています
北米市場ではいまだにTW200が売られ続けており、セローと並ぶベストセラーバイクです。
入門用として最適とされており、本格的なオフロード車や大排気量のバイクを買う前にTWで基礎を学ぶことが推奨されていたりします。
私にとって、TWはTWという形で完成されています。私は今後もずっとTWに乗り続けるでしょう。
懸念しているのは、今後TWが高騰しそうということ! すでにTWのパーツなどはかなり高くなっています。予備としてもう一台買おうかな? とも思っています……。